2016.11.24(木)
今日は関東はまさかの雪。予報で聞いていたものの、一面の雪化粧にびっくりしました。
実は昨日の午後から、落ち葉でいっぱいの道を、夫とお散歩してきたばかりだったからです。
普段はなかなかゆっくり時間が取れないので、一緒に歩いてお買い物になど行けませんが、良い季節なので、景色を楽しみながら近所のスーパーまで歩いてみました。
春には桜の花のトンネルになる、桜並木はもうすっかり葉を落とし、メタセコイヤやイチョウ、ケヤキなどが綺麗に色づいて、まだまだ秋の景色を楽しませてくれます。
日本は四季があって本当に素敵だなと思います。
メタセコイヤは和名を曙杉(アケボノスギ)と言いますが、人類が誕生する前から生きているという意味が込められているそうです。まさに生きた化石なのですね。
空に届きそうな円錐型の美しい姿は、季節を問わず圧倒されます。
メタセコイヤの立派な木を見ていると、思い出されるのが北大のポプラ並木です。
台風で被害を受けてからどうなっているのか分かりませんが、私たち夫婦が訪れた時の、生命力溢れるポプラの巨木は目に焼き付いて忘れられません。
メタセコイヤは男性的で、ポプラは女性的に感じます。柔らかなフォルムと力強さはとても美しく、美瑛町のケン&メリーの有名な木もポプラです。
春は桜、夏は藤、秋は紅葉、そして冬は椿などとも言いますが、花が散った後の葉桜もまた美しいものです。雨の日にはまるで桜餅を思わせるような良い香りがする桜並木は、雨が降っていても楽しい気分になります。秋には桜紅葉となって、本当に私たちを楽しませてくれる木だと思います。
やはり桜は、日本人にとっては特別な木のように感じます。
今日のように、水墨画のような雪景色も大変美しいものですが、昨日は、そんな様々なことを思いながら、紅葉を楽しんだひと時でした。