アブチロン
2017.02.05（日）　

いよいよ長男が結婚を決意したようだ。

もう一緒に生活するようになって、早３年。

もちろんここまで、紆余曲折ありの二人だが、結婚という大きな節目を迎えることになったようだ。

二人で婚約指輪も見に行き、デザイン・価格ともに気に入ったものが見つかったので、予約して決めてきたとの報告の電話を受けた。

息子自身の迷いの原因は何なのか…、私に背中を押してもらいたくて電話してきたのか、よくわからない。だが、母親である私が離婚経験者だということも、もしかすると理由の一つかもしれない。

３年も一緒に住んでおきながらと思われるかも知れないが、真面目過ぎるところがある長男にとって、入籍するということの責任の重さも理由の一つかもしれない。

奨学金の返済に追われ、低賃金の美容師では、とてもプロポーズなどできないと思っていたことは、彼女も彼女の母親も、そして私もよく知るところだ。

美容専門学校の講師の資格も取り、指導する職に就くことで、やっと貯金も出来るようになった長男なのだ。

そんな長男がコツコツ貯めたお金で買った婚約指輪。彼女もきっと値段ではないその値打ちを分かってくれている女性だと信じている。