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華凛の日常

日々感じたことや、懐かしい思い出、旅先での出来事など、思いついたことを毎日書いています。

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№205 求人


2017.09.16(土)

ハローワークの登録を再開して、すぐに一人の面接希望者が現れた。

基本、来る者拒まず、去るもの追わずの我が職場。面接後、とりあえず採用。
早速、昨日の金曜日から初出勤とあいなった。が、新人さんが来ない。
初日とあれば、せめて5分くらい前には来てもよさそうなものだが、待てども待てども現れない。

こりゃバックレたな…。

そう思っていた頃に電話あり。だがその第一声がなんと、
「午後3時から行きます。」
私…「はぁ?」

会話が成立しない。謎の人物。
何度かのやり取りののち、やっと午前9時が約束の時間だったことを認めたが、さらに驚くことを言いだした。

「激しい痙攣が起こって意識が無かった。」
私…「大丈夫ですか?」
「まだ、頭が痛い。」
私…「とりあえず、今日はお休みされた方がいいと思うので、院長に伝えます。」

こんなやり取りって、私的にはありえない。
理由も恐ろしい。
「痙攣」「意識が無い」
チキンの私はこんな言葉に翻弄されて、
「こんなこと言う人と働くの、怖いよー!」
と、叫んでしまった。

だが、帰宅して夫と話していて教えてもらった。
「約束の午前9時に行けなかった理由に、痙攣したと使っただけだろう。」
私…「なるほど!」

夫が言うには、もちろん本当に具合が悪いという場合もあるだろうが、それなら働くことはできないはずだから、ただ単に、その場しのぎで行けなかった理由として使っただけという場合もあるはずとのこと。

そんなことを理由にするという考えを、私自身が持ち合わせていなかったので、夫の言葉にもすごく驚いたが、何だか目からウロコだった。

確かに「発作」とか「痙攣」とかいう、普段聞きなれない言葉を聞くと、それだけで大変なんだなと思ってしまった私がいた。実におバカな私。相手の事を何も知りもせずに、何か大変なんだろうなと勝手に思ってしまった気がする。

私という人間が考えること、感じることが、一般的だとは自分が思っているだけで、自分の想像もできない考えや感じ方が世の中には存在する。

ホワイトテープで訂正した箇所が多すぎる、書きなぐったような履歴書を持ってきたことや、面接の時間にも遅刻してきたこと。そして初日の約束した時間に来れないで、電話してきたはいいが、約束したことそのものを無かったことのように話す。

一体どういう人間なんだろう。

そんな彼女は火曜日にもう一度チャンスをもらったようだ。
私はといえば、ちょっと宇宙人的な感覚で彼女を見てしまいそうだ。

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