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華凛の日常

日々感じたことや、懐かしい思い出、旅先での出来事など、思いついたことを毎日書いています。

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№187 友の死


2017.06.09(金)

高校の時の同級生が急逝した。
同級生同士の再婚夫婦の旦那様だった。
再婚してまだ1年足らずと聞いている。

あの輝くばかりの若かった日々。
自分の人生がこれから先どうなるのかも分からない。
そんな希望に燃えていた青春時代を共に過ごした同級生たち。

そして今、それぞれにそれぞれが自分の道を歩き、あの頃の面影を少し残しながら、普通のおじさん、おばさんに風体は変わった。

奇跡的な再会で再婚した二人。
ダンディな彼と歌姫の彼女は、それはそれはかっこよくて、とてもお似合いの二人に見えた。まだまだこれから2人で楽しい時間を過ごしていくと、きっと誰もが疑わなかった。

なのに突然の訃報。
彼女の悲しみが伝わってくる。

分かっているのです。
いつかお別れすることは。
分かってはいるのですが、こんなに早くこんなに急に。

どんな状況で亡くなったのかは聞いていない。
けれど、どんなに仲良しだったかは分かるから、どんなに寂しいかだけは分かる。

私も怖いよ。
最愛の人を亡くす恐ろしさ。
お別れの時がいつか、そう、必ずいつか来ることはさけられないのだから。

我儘を言えば、看取ってもらいたいけれど。
でもやっぱりちゃんと看取って、あっちの世界へ旅立つのを送ってあげなくちゃとも思う。
きっと我が夫様は、生きるのが不器用な私を一人、この世に残して旅立つのは忍びないことだろう。
けれど、残される辛さ悲しさは、夫様には経験して欲しくないなとも思う。

どんな最後を迎えるのは分からない。
いつ、お別れの日が来るのかも分からない。

だからこそ、今日を大切に、明日を大切に、一日一日を大切に過ごしていこうと思う。

天国に逝ってしまった彼は、きっとまだそばに居て、彼女を見つめていることだろう。
涙にくれる彼女のそばに、そっと寄り添っていることだろう。

涙が枯れるまでいっぱいいっぱい泣いて、そしていつか彼の愛した、彼の大好きだった彼女に戻って欲しい。
いっぱいいっぱい涙が流れることこそが、彼への想いそのものだから。
どうしようもなくぽっかりあいた胸の奥は、簡単には埋めようもないだろうけれど、それでもいつか、彼の大好きだった彼女に、キラキラ輝く歌姫に復活して欲しい。

心からご冥福をお祈りいたします。

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