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華凛の日常

日々感じたことや、懐かしい思い出、旅先での出来事など、思いついたことを毎日書いています。

№165 息子たち


パンジー'LRビーコン・ローズ'
2017.04.28(金) 

長男が婚約し、次男もお付き合いしている相手の家に初めて遊びに行かせてもらいと、それぞれに人生の節目が訪れている。

子どもたちが生まれて、子育てしている中で、いつも心に思って過ごしてきたことがある。
それは「大切なものからは絶対に目を離さない」ということだ。

かけがえのない唯一無二の存在である我が子。
片時も目を離すことなく、ちゃんと見ていてあげることが、私に出来るたった一つのことだと思って過ごしてきた。

もちろん物理的に、自分の目の届かない場所に居る時間も、成長と共にどんどん長くなるものだが、心はいつも寄り添えるようにと思って過ごしてきた。

毎日しっかり見ていると、何か悩み事があるようなことも、ちょっと嬉しいことがあったときも、何となく分かるものだった。
嬉しいことは、こちらまで嬉しくなって、そんな気持ちでいれば、子どもたちから教えてくれる。悲しいことや辛いことがあったようなときは、こちらまで悲しくなって、辛い気持ちになってしまうし、特に何か出来るわけではないけれど、せめて「辛い」ということだけでも分かってあげたいと思ってきた。

親は字のごとくとはよく言ったもので、小さいうちのお世話の大変さはあっという間。それからはずっと見守るばかりで、結局は何もできやしない。

ただ「あなたはとても大切な人だよ」と、心の中で言い続けてきた。

どんな道もあなたが自分で選んで歩いて行かなくてはならないし、母といえども、口出し出来ることではないと、そんな風な思いで見守ってきた。

子育てが生きがいだと思う人も世の中にはいるらしいが、私はそのように思ったことは一度も無い。

ただ不思議な縁で私の体から産まれ出てくれた人。どんなめぐり合わせか分からないが、この広い世界の中で、親子として同じ世界で生きることになった人。

お互いの目的が果たせたのか、まだこれから果たせるためにやることがあるのかさえも、分からないが、一緒に居られるこの瞬間を、共に感謝の気持ちで過ごしたい。

二人の息子たちにそれぞれ彼女が出来てからは、少しずつ少しずつ、
「絶対目を離さない」という気持ちが薄れていった。
それはそれぞれの彼女に大切な人をしっかり見ていて欲しいと、願う気持ちでもあったと思う。

私は勝手な親だし、親らしいことは何一つできはしないけれど、二人の息子の母になれたことは、心から感謝している。二人の人を育てる楽しみを、今世の中で与えてもらえたことは、本当にかけがえのない時間だったと今更ながらに思う。

次男がふと漏らした
「兄と二人で話すと、やっぱり母さんの将来っていうか…どうやっていくかって話題になるよ」
などという言葉を聞いて、子ではあるけれど、そんなことを話すような人になってくれたんだという驚きと感謝の気持ちでいっぱいになった。

もう十分幸せをもらったから、後は母の事は心配しないで、自由に羽ばたいて欲しいというのが心からの願いだ。

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