ヤマザクラ
2017.04.24(月)
仕事から帰ると、宅配便が届いていた。
みると長男とその婚約者の彼女との連名になっている。
なんと私宛の誕生日のプレゼントだ。
中を開けると、おしゃれな紅茶セット。
さくらんぼの香のする緑茶?!
不思議な味だ…。
香りはすごく好きなのだが、不思議な味だ…。クッキーもついている。
それよりもティーポットとマグカップが一体化したような、素敵なグラスも入っていた。
たぶんこれがメインなんだろうと思う。
お洒落な箱にお洒落な品物。
たぶん、私は知らないが、有名なところで買ってくれたんだろうと思う。
長男もその彼女も、そういったことにものすごく敏感で詳しい。
「美」に対するこだわりが半端ないように思う。もちろん長男は仕事柄、当たり前かも知れない。そういう息子によくついていってくれている彼女だと思うし、また、そういう感性が理解できたり、共感できるからこそ一緒にいられるんだろうなとも思う。
嬉しいことは嬉しいが、こんな風に派手なことをしていて、大丈夫なのだろうかと心配になってしまう。
母は何もいらないのにと思いつつ、離れて暮らしているから余計にこんな風に気を遣うのだろうとちょっぴり申し訳ないような気分になった。
かたや…自宅から通勤中の次男。
母が誕生日だと知っても、
「あっそう。おめでとさん」
とそっけない。
だがそれもまた嬉しい。
気を使わない気楽さ。次男のいいところでもある。
普段身近にいるからこその、家の中で何かあるとやはり頼りになる次男だ。
長男と次男。同じ私の息子なのだが、二人とも本当にまったく違う個性の持ち主。
不思議なものだ。
(2017.04.27 記)