デージー
2017.01.09(月)
お正月が終わって一息つくと、次男の誕生日。そして月が替わると夫の誕生日が来る。
子どもたちが小さかった頃は、クリスマス前に長男の誕生日があり、そして迎えるクリスマスプレゼント。お正月のお年玉。さらに次男の誕生日と、本当に年末年始、物入りが続いて家計が圧迫されたものだ。
ところで夫の実家では、クリスマスも誕生日も、お祝いに何かプレゼントをもらうという習慣が無かったらしい。
だから、何か欲しいものがあれば、自分で買ってくださいと、一緒になった頃に言われて、サプライズ好きの私には、何だか冷たい人だなと思ったこともあったものだ。
子らは別として、夫婦でクリスマスや誕生日に、何か物を贈りあうということが無くなると、とても気楽になった。ある程度年齢を重ねれば、それなりに好みや使い勝手の良さなど、本当に欲しいものは、自分で購入できるようにもなる。
相手が何を欲しがっているかと、あれこれ悩むことも、楽しいことなのかも知れないが、どうしても必要な物や、本当に欲しい物は、どうしたって手に入れようとするから、誰かに買ってもらうこともないように感じる。
夫と一緒になってからの誕生日は、お互いにもっぱら”旅行”がプレゼントだ。
二人で気分転換に旅に出ることは、何よりの二人の望むプレゼントだと分かっているからこそのことかも知れない。どこでもいいから、できれば温泉にゆっくり浸かって、豪華な食事でなくても、そこそこ美味しい物を食べ、カメラを抱えて、訪れた場所の写真を撮りに散歩する。
これが二人の一番の嬉しいことだ。
だが、サプライズが無いわけではない。
これだけプレゼントは無いとか書きながら、実は夫はプレゼントをこまめにしてくれる。私が絶対選ばないような色目の靴とか、洋服。調味料や、便利グッズが、時々私の為にと、宅配便で届く。色目についてはちょっと勇気がいるけれど、
「絶対似合うよ。」
などと言われて着てみれば、自分でもまんざらではない。
決して高価な物ではないが、私の為に選んでくれたということが嬉しい。
私はというと、夫には全く何も買ってあげたことが無い。
「でも、毎日美味しいものを作っているから、セーフかな…。」
などと、自分では思っているような呑気者なのだ。
書いていて、ちょっと申訳ないような気になってしまった。(笑)