黒鳥
2017.06.01(木)
今日は前職の同僚とランチ会だった。
一緒に仕事をしていたときには、なかなか踏み込めないような、お互いの素性や生い立ちの話しも、こうして職場が違うことで出来るようになるから不思議なものだ。
ましてや退職してしまえば、もう二度と会わない人の方が断然多い中で、年に数回でも会って近況を報告し合いたい気持ちになること自体が嬉しいことだと思う。
特に関東に知り合いが少ない私には、貴重な友人たちともいえる。
友達と言ってもいいのかどうか、私にはよく分からなくて、元同僚のような言い方をしてしまうのだが、互いに腹の探り合いのような人間関係でないことだけは事実だからこそ、これは「友達」なのかなとも思ったりするのだ。
実は私は「友達」の定義がよく分からない。
本当の友達だとか、職場の友達だとか、小さい頃からの友達だとか、友達という言葉は使われていても、それが心を許せる人間関係なのかどうかはまた別のようにも思う。
けれど今日会っていた元同僚たちは、互いに利害関係なしの、それでいて互いに相手の幸せを願い合っているところがある。これはきっと「友達」と呼んでもいい関係なのかも知れないと、今日話していてそんな風に思うわたしだった。