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華凛の日常

日々感じたことや、懐かしい思い出、旅先での出来事など、思いついたことを毎日書いています。

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№148 桜


手弱桜
2017.04.11(火) 

外は桜が満開で、道路も花びらの絨毯になってきた。
今日は昨日より5℃も低い気温で、その上雨が降っていて、寒い一日だった。

もう黒のタイツは暑苦しい感じがしていた二三日前とは違い、とてもパンストだけではスカートで出たくないくらいに寒かった。

でも実際には、やっぱり春だなと感じる。
それは少し動けば体がすぐに温まるからだ。いくら普段から体温が高く、寒さには強い方だといっても、真冬だとこうはいかない。

今日はお仏壇のお花を求めて、仕事帰りに花屋さんに寄ったのだが、お花を買って、手渡されたとき、お店の方と手が触れてしまった。
「温かい手ですね」
と、驚いておられたが、年中こんな風に、ぽかぽかした手だと私が言うと、
「冬はいいけど…」
と、気の毒そうに言われた。

まったくその通り。最近の酷暑の辛さは、たぶん冬が苦手と思っている人からは想像もできない程、私には過酷だ。たぶん私が冬の辛さが実感できないのと同じように。

春が過ぎれば、あっという間に夏がやってくる。クラクラするような、息も絶え絶えになるような、あの夏の暑さを思うと、今から憂鬱になるが、それでも、冷房の効いた部屋の中で仕事ができることは本当に有り難い。

桜は私にとって、そんな過酷な季節を迎える、最後の楽しみかも知れない。
花冷えとも言えない程、極端に寒い一日だったが、桜の美しさと、季節の移ろいを思った一日だった。

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