テイキンザクラ
2017.01.06(金)
みんなどうやって人付き合いをしているのだろうと、時々ふっと考えたりしてしまう。私自身が、人付き合いが苦手だから、そんなことを考えるのかもしれない。
皆、いろんな感性を持ち、いろんな環境で育ってきているから、どのように感じているかは謎のような気がして、かなり不安感を覚えてしまう。
これは昔からそうだったようにも思うし、年を重ねれば重ねるほど増しているようにも思える。
自分の言った一言が、どのように受け取られているか、どのように感じているのか、心配になったり気になったりするのは、もともとの性格だから、よく人は簡単に、
「気にしなければいい」
というけれど、それがなかなかできないのだ。
困った性格だなと思う。もっと気楽に生きられればいいのにとよく思う。
そこで私の場合、他の事に神経を集中するという方法でしのいでいることが多い。
気になる一言を言われた時や、なぜそんな態度をとるのかと、分からなくなってしまうときなど、その人に直接聞ける場合など殆ど無いので、一応、自分の言い分というか、その時の状況を省みることはしても、後はいくら考えても、人の気持ちなど分かりはしないのだから、それ以上に悩んだり苦しんだり、はたまた、自分を責めたりするのはやめるようにしている。
その方法として、たとえば、お笑い番組を観るとか、読書をして本の世界の中へ入り込むとか、もちろんこうして好きなことを書くとかする行為で、しばし気持ちを癒すのだ。
そうすると、とても気になっていたことが、少し薄らぐような気分になり、勝手な思い込みからさらに悪いことを想像するということが起こらなくなった。
私のように、ちょっとしたこともすぐに気になってしまう人は、世の中そんなに多くないのかも知れないけれど、お笑い番組が沢山あることを思うと、知らず知らずのうちに、そうやって心を癒している人は以外に多いのかもしれない。
今の連れ合いとよくお笑い番組を観る。そして大声で二人で笑い合う。笑うことで心も体も喜んでいるのがとてもよく分かる。
そういえば、今の連れ合いと、初めてテレビを観たとき、たまたまお笑い番組で、一緒に大笑いしていることが物凄く嬉しかったことを思い出した。
私が今、生きていられるお蔭は、ある意味、そんな夫が傍にいてくれるからだと思っている。