2018.07.16(月)
最近、録画したテレビ番組、アナザースカイを観た。
ずいぶん前に偶然目にしたエアレースで室屋義秀さんという方がいることを知った。そしてそのカッコよさから、エアレースが開催されるときには自然に見るようになっていった。
千葉で行われた幕張大会で初めて優勝。そして翌年には総合優勝も果たし、本当に凄いと興奮したものだ。
室屋さんのアナザースカイの中で、東日本大震災が彼に与えた影響と、彼の背中を押した被災地の皆さんの想いと、そしてその後の優勝があったことを始めて知った。
人は生きていると、どうしようもない逃れられない悲しみに遭遇することがある。けれど、想像できないような辛い経験があったからこそ、その先に生み出される事もあるのだと知った。
自分の日々を思うと、なんと小さなことに一喜一憂しているのだろう。けれどそれもまた、生きるということだと思う。
何故生きているのかも知らず、何の為に生きるのかも分からずの私だが、それでもまだ生かされていることを想えば、生きていることこそに意味があるのかも知れない。あと何年生きるのか、生かされるのかも分からないが、一日一日を自分自身、少しでも納得できるものにしていく努力だけはしようと思う。
それこそが、取り返しのつかない後悔を背負って生きる私に出来ることの一つだと思うから。